宇多田ヒカルアジエンスのCMが、ティザー広告と言われる覆面広告で話題になっています。アジエンスは花王ヘアケアブランドとして長い歴史を持った製品ですが、宇多田ヒカルアジエンスのCMでは、現在は元F1レーサーのジャン・アレジの妻になっている、国民的美少女であった後藤久美子と、韓国女優チョン・ジヒョンが起用されています。チョン・ジヒョンは主演した「猟奇的な彼女」で日本でもお馴染みですが、「イノセント」でも有名な、日本を代表するアニメ作家押井守が企画協力した「Blood:The Last Vampire Live Action」にも出演しています。
宇多田ヒカルアジエンスは、宇多田ヒカルの新曲“Stay Gold”が採用されていますが、宇多田ヒカルアジエンスのCMの正式な公開は10月10日と言うことで、TVではオンエアされておらず、アジエンスのインターネットのオフィシャルサイトで宇多田ヒカルアジエンスのCMの動画配信サービスが行なわれています。また“Stay Gold”自体のリリースなどは未定と言うことで、リリースされるかどうかも分かりません。
宇多田ヒカルのアジエンスのCMに限らず、花王のアジエンスのCMは、伝統的に凝ったものが多く、今回の宇多田ヒカルアジエンスのCMもティザー広告と言われる覆面広告の手法を取り入れた凝った作りになっているほか、CMのパターンもプリズムになぞらえた5パターンのドラマチックなTVCMに仕立てられた構成になっています。
花王は、2007年にはProduction I.G(プロダクション・アイジー)のCGで作られたアニメのアジエンスのCM「ASIENCE〜髪は女の命」で、ロンドン国際広告賞のTV/Cinema部門で金賞を受賞しています。韓国女優チョン・ジヒョンが起用されたのも、「Blood:The Last Vampire Live Action」をきっかけとした、彼女とProduction I.Gのつながり故と言えなくもないと思われますが、後藤久美子を起用したあたりは、CM業界でもサプライズな出来事として、話題を集めています。
化粧品がらみのCMでは、かって海外のCMコンクールを総なめにした資生堂の事が思い起こされますが、今回の宇多田ヒカルアジエンスのCMでは、宇多田ヒカルの“Stay Gold”がヒューチャリングされていて、映像的には、あまり凝ったものではないですが、「ASIENCE〜髪は女の命」に比べると、出演した後藤久美子とチョン・ジヒョンに焦点を当てた、シンプルな映像と言えます。宇多田ヒカルアジエンスのCMは、ティザー広告と言う凝ったプロデュースをされながらも、オフィシャルサイトなどで動画配信されるなど、マルチメディアを利用した、複合的な宣伝広告と言えるでしょう。